筋トレが好きな人であれば、どんな食事から高タンパク質を摂取できるのかたくさん調べて、なるべく筋肉が大きくなるように日々の食事に気を使っていると思います。
実際に高タンパクな肉といえば、ササミなどの鶏肉が出てくると思い、皆さんはよくご存知だと思うので、あえてそれは除いて紹介していきたいと思います。
そこでこの記事では、どんな食材を摂れば、効率よく質の高いタンパク質を摂取できるのか栄養学的に紹介していきたいと思います。
最強食材1:クロマグロ
- タンパク質の含有量が多いにもかかわらず、脂質の量が少なく炭水化物がほぼゼロ。
- 必須アミノ酸が豊富
- 他にもビタミンB、リン、セレン、クレアチンなども含まれる
成分表を見てもらえばわかるのですが、なんと言ってもこのタンパク質の量は手軽に手に入る食材No1ではないでしょうか?
タンパク質の含有量だけではなく、クロマグロには必須アミノが豊富に入っています。
具体的な100gあたりの数字をあげますと、
BCAA:4.5g
EAA:12.5g
も含まれているのです。
この数字を見ると、普段BCAAやEAAをトレーニングの際に摂っている方は少ないと感じてしまいますが、食事からこの量を摂ろうとすると、とても大変で、かなり含有量が多いと思います!!!
アミノ酸以外にも!?
実はアミノ酸以外にもたくさんの栄養が含まれています。
- クレアチン
マグロ1kgあたり、クレアチンが約4g入っていると言われています。
この数字だけ見ると少ない気がしますが、食事から摂るとBCAAと同じく大変なのです! - セレン
セレンという成分をはじめて聞いた方は言うと思いますが、セレンは主に抗酸化作用を持つ成分です。
具体的には、疲労の軽減や、老化、がん、生活習慣病などの予防になりますが、活性酸素によって酸化を抑える役目があります。 - ビタミンB1とB6
このビタミンは主に糖質や脂質を代謝アップさせる効果があります。 - リン
りんは主に骨の強度をアップさせる効果があります。
重い重量を持ち上げる際には必ず骨の強度が必要になってきます。
筋トレをしている人にとっては、とても重要な栄養素になるのではないでしょうか。
リンは主に骨の強度をアップさせる効果があり、重い重量を持ち上げる際には必ず骨の強度が必要になってきます。
筋トレをしている人にとってはとても重要な栄養素ですが、カルシウムと一緒にとってしまうと結合してしまい、リンの吸収を阻害してしまうので注意して下さい!
日本人はマグロをよく消費するので水銀の蓄積量は世界の人の平均の3倍と言われています!
その中で、農林水産省が出している、1日の摂取量はコレくらいにしましょうという推奨摂取量は1日に300gまで!1週間に2日以内と定めています。
いくらまぐろが好きだからと言って、食べすぎもよくありません。
しかし、マグロとなると値段も高いので、そう毎日食べられるものではないと思います!
最強食材2:牛ヒレ肉
- L-カルニチン(脂肪の燃焼を助ける)
- ビタミンB2&ビタミンB1(タンパク質の吸収、脂質を燃やす)
- 鉄分(筋肉中へ酸素を運ぶ)
- クレアチン(筋肥大)
こちらも、丈夫な体を作るために必要な栄養素がたくさん含まれています。
一つずつ解説していきます。
L−カルチニン
主にラム肉に含まれる栄養素だと思われていますが、この牛ヒレ肉にも多くのLカルチニンが含まれています。
ラム肉など、食事から摂ることが難しいのであれば、サプリから摂るのもありだと思います。
ビタミンB2&ビタミンB1(タンパク質の吸収、脂質を燃やす)
このビタミンB全体に言えることですが、肉を焼き過ぎてしまうとビタミンの細胞を破壊してしまうので、焼き過ぎないように注意しましょう!
まず、表面だけ焼いて、焼き色をつけ、アルミホイルにくるんでじっくり火を通すことをおすすめします。
過度に火を通さずに、調理する工夫が大事ですね!
鉄分(筋肉中へ酸素を運ぶ)
鉄分の中でもヘム鉄というものが豊富に含まれています。
ヘム鉄とは 、ヘモグロビンはヘム鉄(鉄ポルフィリン複合体)とグロビン(たんぱく質)から構成されています。
鉄(Fe)とポルフィリン環により形成され、酸素を身体の隅々まで運ぶ役割を担っていて、肉や魚などの動物性食品に多く含まれています。
最強食材:たまご
コスパで選ぶと、やはり最強のタンパク質源ではないでしょうか?
値段は安いですが、上記で紹介した食材に比べて脂質が多い傾向にあります。
しかし、たまごのメリットは安くて高タンパクだけではありません。
たまごの良いところ
たまごには、たくさんの種類のアミノ酸が豊富にバランス良く含まれています。
アミノ酸だけでこんなにも含まれています。
たまごに一工夫
たまごの調理方法として、気になるのがタンパク質をより吸収させるには、
焼いたほうがいいの?
茹でたほうがいいの?
それとも生たまごの状態でそのまま食べたほうがいいの?
と疑問を持ったことはないでしょうか?
結論として、1,990年代のベルギーで行われた研究では、生卵の状態で摂取したタンパク質の消化吸収効率は51〜60%に対して、加熱後には91〜94%という結果が出ています。
ですから、生卵より、熱を加えたもののほうがタンパク質は多く吸収できるのです。
更に言うと、タンパク質を加熱しすぎると、タンパク質が焦げてしまい吸率が悪くなってしまうので、吸収率を考えると、ゆで卵や、温泉卵が好ましいのです!!
まとめ
読んで下さりありがとうございます。
タンパク質は筋トレする人以外にも生きる上で大切な栄養素です!!
効率よくタンパク質を摂取していきましょう。